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発表会を終えて② 2部の方々と運営の反省

2部の方々は4年生以上です。
舞台袖から演奏会のような形で弾いてもらいました。
年を重ねると小さいお子さんより緊張しますよね。
普段できていたことが舞台で真っ白になってしまったり、ミスってしまったりすることもあります。
私自身、「今日は朝から雨、村は霧に隠れ、窓辺のアジサイを見て過ごす。こんな一日を涙ぐむほど慕わしく思い出す日がこないように、心のどこかでつぶやいている」だけの間違いようのない二行だけの歌詞なのですが、歌っていたら歌詞が飛びましたので気持ちわかります。
緊張していても練習より素敵な演奏をしてくれた方々もいます。
スタインウェイのホールでの響きが気持ちよかったのかと思います。
緊張したこと、乗り切ったこと、気持ちよかったこと・・いろいろな感情を宝にこれからも大きくなってください。
いつも申していますが、私が勝手に尊敬している渡部由紀子先生の本に
「目標を達成する方法を身に着けることがピアノ教育に対する基本理念です」
「ピアノ教育は努力する人間をつくりあげることができるものです」
「親として子供にすべきことは困難を代ってあげたり取り除くことではなく、自分は大丈夫と思える心を育てること」
と書いていらっしゃいます。
努力不足で小心者の私が言葉を胸にしただけでどれだけのことができるかはわかりませんが、
一緒に努力していけたら嬉しいです。

最後に演奏会として、今後改善できそうなことを書かせていただきます。
☆分単位のリハーサルが乗り切れたこと、全員のご協力のお陰です。

☆三脚はお控えいただくようにお願いしましたが、お願いしたことを張り紙として出さなかったので生徒さんの親御さん以外には伝わりませんでした。皆様に事前にお願いしましたことは次回からは入り口にも貼るようにいたします。

☆①にも書きましたように10回以上ウィーンホールで発表会を開いていましたが、今までは後方席に三脚でホームビデオを立てて舞台全体像の流し録画をDVDに作っていました
二年前にコロナでホールが使えなくなった時に我が家に機材を運んで録画発表会を可能にしてくださったご縁から今年は録画をプロの方にお願いいたしました。
出来上がりが楽しみではありますが、
「舞台のここからここまで」という制限がかかって舞台の端から端まで広がると両脇の人が写らなくなるということ、
「中央前の方の席が機材で座れなくなること」を当日まで私が知らなかったことで、
合唱で後ろに隠れて顔が見えなかった方、お子さんに「近くに座っているからね」と言ったのに座れなかった方・・多くいらっしゃるかと思います、お詫び申し上げます。

☆時間が早く終わったことも申し訳なく思っています。
5時までにホールを空にすればいいので個人的に写真撮影などお楽しみいただいてよかったのですが、コロナ禍のため、最初に読むようにホールから渡されるアナウンス原稿に「速やかなご退出をお願いします」とございましたため、写真撮影が終わった時点で「ごゆっくりお楽しみください」とお声かけできませんでした。
来年は「え、去年はコロナだったっけ?」と口にしながらワイワイと終われるような状況になってくれていることを祈っています。

☆嬉しかったことはたくさんありますが、
小さかった○○君が大きなお兄ちゃんになって私の歌の伴奏してくれたことです。とっても嬉しかったです。
「先生の歌よかったですよ」とおっしゃって下さった方がいらっしゃいますが、歌の歌詞とメロディーはいいのですが、声が響きません・・
お肌ピカピカな若い方は声帯もなめらかに振動して艶やかな声ですが、お肌も声帯もカサカサ度を日々更新しているお年頃の私・・音下がります・・作詞者の名前言い間違えます・・恥ずかしい・・。
下り坂な私が、上り坂の皆様の成長に並走できるなんて本当に幸せな仕事をさせていただいていると心から思います。
○○君ありがとう。
前に習っていた生徒さんたちが聞きにきてくれたのもすごく嬉しいです。
(皆さん、きれいになりすぎていてお名前聞くまでわからなかった方もいました。)

★来年2023年12月3日㈰にウィーンホールが取れています。
お子さんの成長を楽しみに、会としての今回の反省を忘れないようにより楽しい発表会ができたらと思っております。
まだまだご意見ご感想ございました、お寄せください。
私には見えないものが見えてはっとさせられることたくさんありますので、よろしくお願いします。


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㊽発表会を終えて①

12月4日㈰ウィーンホールで第16回の発表会が開かれました。
参加した生徒さん、お疲れさまでした。
見にいらしてくださった多くの方々、ご家族のサポートに心から感謝申し上げます。

まず残念だったことは体調を崩してしまってお休みになってしまった方が3人いらしたことです。
皆さん発表会へ向けてという想いで練習してくれて普段では見えない成長をしてくれましたが、お休みになってしまった3人は特に驚くような成長をしていましたので本当に残念でした。
とはいえ、その成長は身についておりますので、今後につなげていただけたら私の悲しい気持ちが明るくなりますのでよろしくお願いします。

大学生時代からご近所のお子さんにお教えし始めた私は中央文化センターのひばりホールや、商工会議所のホールをお借りして発表会を始めました。
フランスから帰国して1991年に府中の森芸術劇場ができて、ウィーンホールをお借りできるようになってから16回めの発表会でした。
ウィーンホールは人気がありますので、抽選に当たるのが大変ですが、
有名な演奏家が立つ舞台で弾ける素晴らしい経験ができるのですから当然ですね。
本当にありがたいと思っています。

終わって3日経ちましたが、皆様いかがでしたか?
ラインでご感想いただいた方にはお返事をお送りしています。
舞台にいた私にはわからなかった「こうした方がいい」と感じられたことを教えていただけるのもすごくありがたいと読ませていただいています。

私の1部の3年生以下の方々の演奏を聴いての感想は、
①かわいくて、②素晴らしい演奏をしてくれて嬉しい驚きです。

①かわいい小さいお子さんは曲が短いために私の発表会ではいつも舞台の上の椅子に座って待ってもらっています。
座っている姿を見ているだけで微笑んでしまうので。
賛否ございましたら(待っていたお子様の声なども)お聞かせください。
②素晴らしい演奏は「リズムの安定」と「体重のかけかたが上手くいっていて指を楽に動かしていること」と「よく練習したことで自信をもって弾いてくれたこと」です。
半数の方はピアノというものに触れてまだ1年未満のお子さんです。
お子さんの脳の発達を目の当たりにさせていただいて私も元気がもらえます。
1年にも満たない・・というような習っている時間のことを書くと
「もう○○年もやっているのにまだこんな簡単なことができないの・・もっと難しい曲ができなくちゃ」
「○○ちゃんの方が遅く始めているじゃない」などと感じてしまわれると非常に困ります。
人生100年の中の1年や、何か月なんて誤差ですし、伸びるタイミング、ステップアップする機会、やる気が沸き上がるきっかけ・・・人さまざまです。
1年にも満たないのに10本の指を自由に動かして音を奏でてそれを気持ちいいと思えるようになれる・・大げさな言葉になってしまいますが・・人間の潜在的な能力の神秘のようなものへの賛辞です。
習い始めていなかったらこんなこと絶対にできなかったと想うと「本当にスゴイ」と思います。
この芽生えた能力をこれからの生活の中でどういう形で楽しんでいけるかは人それぞれです。
だからスピードは関係ないのです。

こんな宇宙的な大きな感想を持った先生ですが、
きっとお子さんは「ドレスが着られて嬉しかった」「お菓子が美味しかった」が感想なのではないでしょうか(笑)
お子さんお一人お一人に「素敵な想い出」として残ってくれますように♪

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