㊱ピアノ通信（発表会を終えて）

6月28日にくじ運の悪い私もウィーンホールに当たり（去年はバルトホールでした）、発表会を開ける予定でしたが、
府中の森芸術劇場が6月いっぱいは閉鎖となりまして、ホールで発表会はできなくなりました。
人生初のコロナという状況の中、もしかしたら使えなくなることもあるのではと思い「コロナでホールが使えなくなったとしても録画録音をして残す形での発表会にするので、練習は力を抜かないでください」と申しておりました。

ホールなどの撮影、録音をお仕事になさっていらっしゃるご近所で昔の生徒さんのお父様にお願いすることができて、予想以上の発表会を残せました。
本当に素晴らしいと心から感謝しております。

当日は想像を超える機材がレッスン室に設置されて、照明もピカッと当たって、カメラが二台こっちを向いているし、マイクは何本あったのでしょう・・・
生徒さんは緊張して頭が真っ白になったりしてミスも増えてしまいましたが、全員、最後まで弾きとおしてくれました。偉いです。
いつもどおり演奏した子もいれば、
何人かはいつも以上に丁寧にこの環境を楽しんで弾いてくれて大物だなと思いました。

発表会はいつも申しておりますが、「家で練習する→レッスンに行く→家で練習する→・・」のルーティンの中で、
①少し目標をもって練習することで技術がアップする、
②大きくなった時に節として自分の成長を振り返れるものがあって欲しいとの思いで開いています。

自粛で学校の無い時期に目標をもって練習できましたし、
現物として素敵な映像を残してもらえて、今後振り返ってみるのが楽しみになりますので、①も②も達成できました。
少しうまくなって、お友達の演奏も聞けて、これからの練習が少し楽しくなってくれたのではないでしょうか。

そうだといいなと思う私です。♪