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㉘ピアノ通信

♪ ピアノ通信 ♪
2018.12.15
今年も残すところ2週間になりました、皆さまこの一年を振り返ってどんな一年でしたでしょうか?
振り返ってみますと・・
4月には皆さん一つ上の学年になりました。4歳から通っている5人の生徒さんが1年生になり、黄色い帽子をかぶって一人で本当に学校に行けるのか心配でしたが9か月過ぎた今、ランドセル姿も当たり前になりました。
6月には今年は発表会がありませんでしたので6人の生徒さんがピティナステップに参加しました。舞台での演奏に向けて一曲をきちんと仕上げるというのは成長にとてもいい刺激になったことと思います。
7月には昨年京都にお引越ししてしまった生徒さんを囲んでお夕飯食べましたね。
8月に二階にあったグランドピアノを一階に下しました。ピアノが二台並んでいるとレッスンは本当にやりやすいです。「ちょっと弾かせて」と言ってはそのたびに席を立ってもらって模範演奏をしていたなんて今では考えられないくらいです。カリスマ調律師さん(「ピアノ虫」という調律師さんの漫画の内容になっている方です。この調律師さんに出会えたことは私の音楽人生の色を変えてくれたくらいのスゴイ方です。)のアドヴァイスでピアノの下にカーペットも敷いたのでピアノの音がまろやかになってレッスン以外の時間に自分でピアノを弾いていても本当に心地いいです。大きなグランドピアノを二階から下すことを考えるだけで疲れて躊躇していましたがもっと早く腰を上げればよかったと思っています。
9月10月は中学校の合唱コンクールの伴奏のオーディションを3人の生徒さんが受けました。結果は様々で、結果だけを見てしまうと選ばれなかった時は嫌な気持ちになりますが、一曲に伴奏は一人ですので複数の子が手をあげてくれた場合、先生が選ばなければなりません。弾けていないとか下手な子は辞退願いたいですが、弾ける子が複数いた場合はどういう音楽に仕上げたいという主催者の想いに近い音楽の子に頼むことになります。音楽のオーディション、コンペティションはスポーツと違うのでそこは結果だけでなく、自分の思う演奏ができたかどうかと今までの自分と比べるのはいいけれども人の演奏と比べるものではないと思っていますので次につなげて下さい。
12月には11人の生徒さんがサンタの格好をして白糸台グループホームに行ってベルでクリスマス曲を演奏したり歌ったりして参りました。おばあちゃま達はかわいい姿に大変喜んでいらっしゃいましたが、私が「自分で頭の中で下パートの旋律も階名で歌えるようにして自分の音が落ちないように各々の責任で!!」などと叱咤激励したもので(反省)サンタの格好のかわいい子達の顔は緊張でひきつっていました。ごめんm(__)m

こんな発表会の無い2018年でした。保護者会も保護者会という形で開かなくて失礼いたしました。
2019年3月3日㈰(皆さんが可能ならば9時からリトミックして・・)10時から全生徒さんの保護者さんで保護者会
はいかがでしょうか?一人でも多くのご参加をお願いできましたらと思っておりますので「参加」「欠席」をラインかメールでお返事ください。あまりに少なかったら前後の日曜日に変更させていただいて一人でも多くの方にご参加いただけますようにしたいです。
2019年5月19日㈰たぶん1時から4時半、バルトホール(ルシーニュ5階)で発表会(9時~12時半リハーサル。)
6年生以上の方はすでに一曲はキープできているかと思います。年明けからもう一曲仕上げてどちらかにしましょう。
習い始めて2年以上過ぎた小学生はクラシックの小曲を今から一か月一曲で3曲弾いて4月にはどれにするか決めて丁寧に仕上げましょう。
習い始めて2年にならない方、就学前の方は発表会をあまり気にせず日々コツコツと練習続けて下さい。伸びるだけ伸びたところの曲を舞台で披露してもらえたらと考えています。

徒然♫
清塚信也さんをご存知ですか?「コウノトリ」という連ドラのピアノを弾いたり、NHKの「らららクラシック」に出たり最近よくテレビに出ているピアニストです。昨日もTBSの「佐和子の部屋」に出ていて自分がピアニストになったのは「母親が怖かったから」と言っていました。
話のおもしろいピアニストなので笑いをとっての話かとも思いますが、私達音楽家の笑える「あるある」です。私は「母親の怖さが十分でなかったからこの程度の音楽家」と言えます。ピアノ科の友人はほとんど「親が怖かったから」と言います。清塚さんのおもしろい話の別のでは・・
子供のころにバイオリンをやらされているお姉さまと姉弟で遊んで楽しく笑っているとそのお母様が「笑うのは人生の後半にしなさい!今は笑っている暇があったら練習しなさい!!」と怒ったそうです(笑)
私は私の音楽教室に体験にいらして下さった方全員にピアニストを目指してもらおうとは考えていませんので「笑うのは人生の後半にしろ!今は笑っている暇があったら練習しなさい!」とは思いませんが、それでも一つだけ絶対にお約束させてもらっているのが「必ず毎日ピアノを弾きますってお約束できない子は習えませんけどいいですか?」ということです。ピアノは憧れていても弾かないと弾けないのです。
今お通い下さっている皆様は本当にエライと思います。毎日必ず弾くということがどれだけエライことなのか確信した話をさせてください。
私は図書館が近いので図書館をよく利用させていただいています。
図書館のサイトで貸出ベスト20の本のタイトルをチェックして気になると予約させていただきます。今年は「羊と鋼の森」(調律師さんの話です)とか「蜜蜂と遠雷」(これはお勧めです。私の時は予約400番くらいでしたが今はもう大丈夫なのかしら・・)など予約しました。
先日「どんなに体がかたい人でもベターっと開脚できるようになるすごい方法」という本がいつ予約したのか忘れたくらい昔に予約していたのが届いたので読みました。毎日簡単なこの体操をすれば誰でもベターっと足を開いて胸が床につくようになるという本ですが、開脚が体にいいというより、毎日続けられるということはどれだけ大変でそれができると人間として生きるのにどれだけの自信が持てて、人間一つでも自信を持てると生きやすくなる・・という本でした。
読み終えた私は「えっ、これだけ?」という感想です。こんなことが本になるのでしたら毎日ピアノに向かっていることは本にできるくらいスゴイことです。そしてそれを続けることによってしか得られない音楽の楽しさを味わえるのです。(やった人、できた人にしか味わえません。)
人間って歯磨きなどでわかるように習慣になっていることは悩んだり苦になったりしません。
自分の日常を考えるとルーティーンでやっていることは苦にならないので「負担に思うことをルーティーンにしてしまえばいいんだ!」とは思うのですがそれがなかなかできない・・・と思う私です。そんな私ですがもしかしたらピアノをやっていたことでやっていなかった私よりは少しはできているのかもと思うこの頃です。
母親が怖くてもピアニストになれればいいですが、(せめて譜面を見れば指が動くようになって楽しめるところまで行ければいいのですが、)
「怖い」→「嫌だ」でやめてしまうと「ピアノ」→「嫌なもの」という記憶しか残らないという最悪のことになります。
40年指導させていただいた今思うのはある程度厳しく接しないとどうしても子供は躓いた時に「やめたい」と言ったり、忙しい日常の中で一日一回ピアノに向かうことをさぼってしまうことがあります。そんな時、お母様は心の中で「ピアノが弾けなくても生きていける」と思っていても少し厳しい態度で接していただければと応援します。「応援します」と言いますのはお一人お一人、ご家庭ご家庭で方法が違うからです。お子さんの性格を一番理解していらっしゃるのはお母様です。ほめると伸びる、叱ると伸びるしばねになる、叱ると弱ってしまう・・お母様と私でタッグを組んでお一人お一人より良い方向性を模索しながら進んで行けたらと思います。
ライザップが「結果にコミットする」と言っていますが「結果にコミットしない習い事って存在していいの?ありえないでしょ」と私は思っています。
ただ「結果」という単語の意味がライザップは「体重を減らす」ということですが、音楽教室では「ピアノを弾けるようになる」という一元的なもの以上に幼少期にピアノ教室に通うということで何を得てもらえるかそれも含めてです。
さあ、新しい年を迎えます。21600日以上生きてきている私にとっての365日と、3000日プラスマイナスくらいの日しか生きていないお子さん達にとっての365日は違います。私達年代になってくると逆に残された時間の中の365日の貴重さがありますが、お子さんの365日での成長は無限大に感じられます。無限大は大きければいいというのではなく、いかようにもなるという夢がありますよね。一緒に寄り添わせていただける幸せに感謝しながら来年もよろしくお願いします。

PS
2月1日から塾にお通いの方は学年が一つ上がり、4月からは皆さん学年が上がるので時間変更をご希望の方は早めにおっしゃってください。
そして、いつも大変恐縮ですが、変更お願いさせていただきますことあるかと思いますが、どうかご協力お願いできますと大変ありがたく存じます。
今4時以降の時間が完全に埋まっております。こんな状態でレッスンさせていただけていますのは皆様のご協力のお陰と感謝しています。
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